おしっこはどこまで我慢して良いのか

仕事中など、トイレに行きたいけどどうしても行けない時、ありますよね。

一応、おしっこをためる場所である膀胱は、我慢すれば我慢するほど拡張できます。体格が大きいほど最大容量は大きくなる傾向で、250~600mlと個人差が大きいですが、小柄な人でも大きい人は大きいです。

ただし、拡張させ過ぎると、膀胱の筋肉が伸びきって変性してしまいおしっこが出にくくなったり、膀胱炎が起きやすくなったりするので、過度に我慢しすぎるのはよくありません。

また、骨盤内の臓器(膀胱、女性は子宮、直腸など)は骨盤底筋群という筋肉や靭帯の集まりに支えられるため、これが加齢などで緩むと尿もれしやすくなったり、先ほど挙げた内臓が骨盤の外にふとした拍子で出やすくなります(特に女性)。

また、軽い症状でも、くしゃみで尿もれしてしまうなど、日常生活に支障が出やすくなります。

これを防ぐのに簡単な方法があります。骨盤底筋群を鍛えればよいのです。

鍛え方も、おしりの穴を上に引っ張りあげる様に力を入れるだけです。

筋肉にも、瞬発力と持久力的な面がそれぞれありますから、リズミカルに締めたり、ぎゅーっと力を入れ続けてみたりと、その時の気分で選んでやれば、どちらも鍛えられます。どちらも効果的ですし、どんな姿勢でも良いので、寝てようが座ってようが気づいた時にこまめにやるのがおすすめです。

骨盤底筋群は、腹部のインナーマッスルが前後・上下にあり、箱のようになっていますが、箱の底に該当する部分です(ちなみに上は横隔膜)。

腹横筋(お腹をへこませる腹筋)が着目されがちな昨今ですが、骨盤底筋群もかなり大切です。ぜひ気づいた時にこまめに鍛えてゆきましょう。


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