ステーキのどん、という、その名の通りステーキやハンバーグのチェーン店があります。私は子供の頃から、食事の最後にそこのチョコレートパフェを食べるのが楽しみだったのですが、先日そこで久しぶりに食事をする機会がありました。
白桃のパフェ、なる商品が置いてありまして、サイズが通常のものとミニサイズがありました。白桃のパフェといいつつも、白桃やおなじみのコーンフレーク、生クリームの他に、ブラマンジェやベリー系と思われるアイスも乗っています。食指が動いたので商品説明を見ていると、栄養表示も併記されていたんですね。おなじみのカロリー表示と、塩分表示が。
…塩分表示?
そう、塩分表示があり、「0.2g」と書いてあります。サイズが大でも小でも0.2gの様です。
実際に注文してみましたが、塩分は全然感じられませんでした。
そうなんです。
いろいろな食品に、たとえ塩味がしなくても、塩分は入っているのです。塩キャラメルなど、明記しているものでなくても、甘味の中に知らず知らずの内に塩分が添加されています。
また、甘いものではなく、たとえばタンパク質を摂取しようと肉や魚を調理するとき、塩コショウなど味付けをしなくても、肉や魚そのものにも含まれています。
ですから、いくら気をつけていても塩分0gにはならないのです。まあ、する必要もないですけどね。
そもそも、塩分を多く摂る地域と摂らない地域で、加齢に伴う動脈硬化を調査したら、塩分を摂る地域の方が動脈硬化が進んだという研究に基づいて、塩分と動脈硬化の関係が言われています。ただし、その塩分摂取量の少ない地域の住民が長寿かというと、決してそうではありません。
塩分は過剰に摂りすぎると体に悪影響を及ぼすのであって、適量は体に必要なのです。
だから、全体に塩分を減らしたいというときは、食事の全体量を減らす、というのも手です。味付けと、素材に含まれる塩分を両方減らすことができるからです。いくら薄味にしていても、その分量を多く食べてしまえば結果は変わらないですからね。
そして、夏場の熱中症も気になるところですが、普通に生活している場合には食事で十分、あるいは多めの塩分を摂っていますので、ほとんどの人や軽いスポーツ程度であれば運動中にナトリウムや塩分の補給は必要ないと言われています。どちらかというと、熱中症に重要なのは快適な環境設定や、こまめな水分補給です。
ですから、身近な食品の塩分やナトリウム表示を折に触れて見ていただくと、思わぬ気づきや発見、もしくはちょっとした話のネタになるかもしれませんよ。
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