神代植物公園ガイドさんから伝授されたバラの嗅ぎ方

バラの匂いを嗅ぐだけで、肌のバリア機能が高まるという研究結果があります。他にも、ストレス解消など癒し効果があることが分かっています。

アロマオイルでも良いですが、せっかくなら本物のバラを嗅いだ方が手軽だし、効果がありそうですよね。

しかも、調べてみたら、化粧品によく含まれているバラの香りでは、美肌効果が得られにくいようなんです。

そこで、美肌効果があるバラの判別方法と、神代植物公園のガイドさん直伝の嗅ぎ方について説明します。

まず、化粧品に含まれている成分を抽出されているバラは、その多くがダマスクローズという品種です。

しかし、ブルガリアやモロッコくらいでしか成分抽出を行っていません。だから稀少なのです。

まず成分抽出のために日の出前に手摘みでダマスクローズを摘むのですが、花2600本から1gくらいしか取れないのです。

ちなみに、バラで有名なイギリスでは、もっぱら観賞用としてしか栽培しません。ブルガリアとモロッコの2国くらいで、世界中のダマスクローズを含む化粧品を賄っているようなものですね。

ただし…ダマスクローズのエッセンスは効果があるのですが、香りによる美肌機能はティーローズという品種の匂いから得られるそうです。

ティーローズのティーは紅茶のteaです。ティーローズは、現代バラに多いので、生花では比較的身近にあります。

そして、神代植物公園ガイドさん直伝の嗅ぎ方は…

まず開き立ての花を探します。開き方や、花・芯の色で判断します。

見つけたら…バラの花に鼻を入れます!(※だじゃれではありません)

そして、深くゆっくり吸い込みます。

ちなみに、一番香りが強い天候条件は、朝、雨の後に日が出てきた時だそうです。

また、バラの色でも香りが違うそうです。というのは、黄色のバラの原種が青臭い(けなしているのではなく学名がそういう意味)ため、そこから生まれた黄色のバラも同じような香りの系統になりやすいためということでした。

ティーローズは、身近に見つけやすいと思いますのでぜひ探してみてください!

葉っぱが薫るバラや、咲いてからの時間で香りが変わるバラなんてのもあります。

ただし、少しご注意を。

トゲは勿論のこと、大抵のバラの花には虫がいます!

よく確認してから鼻を近づけてくださいね。


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