私は2018年3月にモロッコに行きました。当時、ツアーなどを色々調べていると、食事の所に「味が薄いので塩コショウなどの調味料持参をおすすめします!」と書かれていた旅行会社もありました。「食事の内容が単調になりがちなのでお客様のご希望で○日目はイタリアンをご用意しました!」などなど。
でも、モロッコってタジン鍋で有名な地ですよね。野菜や肉類を蒸し煮にする調理法なので、ヘルシーな調理法として日本でも紹介され、タジン鍋風のグッズやタジン鍋自体が流行りましたよね。アルガンオイルも有名です。
…ということで、私は密かに期待していました。
モロッコに行けば、自動的に減塩・野菜多めの食事を摂れてしまうのではないか?と…!
というのも、旅行時の悩みとして「ついつい食べ過ぎちゃって体重増加」って結構ありませんか?患者さんからよく聞く話も、そして自分でもそうなんですが、「せっかく遠くまで来たから、名物をたくさん食べておこう」と思いがちじゃありませんか?ましてや遠いモロッコなんて一生に行くか行かないかですから、もちろんその傾向が強まりますよね。でも基本的に減塩だったら、あまり気にせず食事がとれるのでは、と思ったわけです。
というわけで、実際行ってみてどうだったかを書いていきます!
ちなみに私の訪れた主な都市は、シャフシャウエン、フェズ、マラケシュ、アイトベン・ハッドゥです。エッサウィラは行けませんでした…。全食食事付きのツアーを選択しています。
結論から言うと、ほとんどの食事が薄味でした!特に、サラダが素材の味そのままって感じで、メインも味の薄いものが多かったです。ガイドさんはポン酢やドレッシングを持参してくれていましたし、旅慣れた人はちょっとしたふりかけの様な調味料をお持ちでした。
大体トマト、巨大なキュウリ、チーズ、オリーブ(そしてオリーブオイル)、ビーツ(赤かぶ)、じゃがいも、ツナ、人参がサラダの基本ですね。たいてい白い塩味のしないドレッシング?がかかっています。ホテルの朝食ビュッフェでは大体これにハム・サラミ系やペストリーが付く感じです。
昼・夜は大体タジン鍋ですね。タジン鍋の具は様々ですが、大根の癖を少なくしたような根菜や、人参、肉類、時々クスクスなどが入っています。デザートはオレンジを中心とした果物や、ケーキなど一般的な感じですね。甘いものも、「うわー甘い!!」みたいな、外国あるあるは少なかったように思います。余談ですが、市場やレストランで目にするイチゴが巨大でした。下手すると小柄な女性の拳大くらいあります。食べてみたかったのですが生のままは叶いませんでしたので、マラケシュのジャマ・エル・フナ広場でイチゴの入ったミックスジュースを飲みました(イチゴ単体のジュースは見つからず)。そこから推測するに、おそらく普通のイチゴ味と思われます。
私は日本でも薄味に気をつけていたのですが、やや単調でした。特にサラダはガッツリ出てくるのですが、大体素材の味しかしないのでちょっと飽きます。白いドレッシングみたいなのはややミルキーですが塩味などはありません。あと、赤カブ率が高すぎて、ちょっと汚い話で恐縮ですがトイレで一瞬血便が出たのかと思いました・笑
でも、全体的にモロッコの料理は動脈硬化を進めにくい食事だと思いますね。やはり薄味ですと、過剰な食欲も抑えられますし、パン類などを食べすぎずタンパク質を意識してとれば健康的に痩せられる気がします。パン類は、元々フランス領だったこともあり、デニッシュやクロワッサンなどが美味しいので食べ過ぎ注意です・笑
ということで、モロッコの料理は全体的に味が薄いです!ツアー参加者は大体ポン酢やドレッシングをガイドさんから借りていました。日本での食事に慣れていると、食事内容もやや単調に感じられるかもしれません。でも、動脈硬化予防の観点からはとても良い食事だな、というのが私の感想です。
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