ホットマテ茶+牛乳が格別に美味しい!でも発がん性などデメリットがある?

マテ茶、飲んだことありますか?「飲むサラダ」という呼び方で注目を集め、ペットボトル飲料も一時期盛んに宣伝がありましたよね。ドリンクバーでもマテ茶を飲めるところがありますが、あれ大体アイスですよね?個人的には、KALDIなどで買えるインスタントマテ茶をお湯:牛乳=1:1くらいの比で飲むのがとても美味しいと思います。カフェラテ飲みたいなー、でも夜も更けてきたしなあ…というような時に飲むと、満足感もあり、かつコーヒーとはまた違った美味しさで体が温まるんですよね。これからの寒い時期にぜひおすすめです。

しかし、マテ茶って、勝手にカフェインが入っていないものと思いこんでいたのですが、ある日ふと成分表示を見たらしっかり入っていました。といっても、コーヒーの約1/4、紅茶の約1/3、緑茶の約1/2程度とのことです(日本マテ茶協会のサイトより引用。このサイト、現地の茶器や飲み方なども写真入りで載っていてとても興味深いです)。

ティーカップの写真

ちなみに、マテ茶はミネラル(特に鉄分とカルシウム)、ビタミンA・Bを多く含んでいるだけでなく、葉緑素も豊富に含むことから「飲むサラダ」と通称されるそうです。このネーミング、インパクトが強いですよね。青汁の方が見た目は「飲むサラダ」っぽいと個人的には思いますが、歴史はマテ茶の方が古そうなのでネーミングの年功序列的に仕方ないですね。

マテ茶のメリットは、食物繊維やミネラル、ポリフェノールが多く含まれることによるものです。つまり、食物繊維で過剰な栄養吸収の阻害、カルシウムやマグネシウムなど各種ミネラルの補給、ポリフェノールを主体とした抗酸化作用、といった感じです。それを美容・健康面のメリットに当てはめてゆくと、ダイエット効果だとか老化予防だとか、そういう話になるわけです。

次に、デメリットです。私が気になったのは、発がん性について報道された一件です。しかし、これは「非常に熱い飲み物(65℃以上)を飲むと、食道がんになりやすい」と国際がん研究機関(以下、IARC)が発表している、との意味のようです。そして、南米では茶などを独特の茶器を使用し高温で飲む習慣があり、その地域で食道がんのリスクが高くなっている、とのことです。同じく熱い飲み物を飲む習慣のある中国やイラン、トルコなどでも同様の調査結果があります。また、65℃以上のお湯をラットに投与すると、食道がんの発生を認めた、とのことです(農林水産省のホームページより)。

…ということは、「非常に熱い飲み物(65℃以上)」が「食道がんの原因になりやすい」とのことで、別にマテ茶に限らずお湯でも緑茶でもコーヒーでも、同様な発がん性のリスクはあるという解釈で良さそうです。
ところで、私のおすすめの「ホットマテ茶+牛乳」は、65℃以下でしょうか?ちょっと心配になりましたので計算してみました。
まず、沸騰したお湯を100℃とします。一度器を移し替える毎に約10℃湯温が下がると言われていますので、コップにお湯を注いだ時点で90℃とします。さらに、冷蔵庫から出した牛乳は、冷蔵庫内が2~6℃と言われていますのでわかりやすく5℃とします。お湯:牛乳=1:1とし、熱量の公式とやらを用いて計算すると、大体47.5℃になる…でしょうか?数学・物理苦手なため間違っていたらすみません。
しかも、多分この各工程毎に熱量が逃げていると思われますので、実際はもっと低いのではないでしょうか。とりあえず、「非常に熱い飲み物(65℃以上)」ではなさそうですね。
もしくは65℃未満だと、玉露を入れる適温が50~60℃とのことなので、あの辺をイメージして頂くと日常生活で使いやすいのですかね。まあ、私にとって玉露は高級なので、温度なんてパッと分かりませんけどね…

ということで、マテ茶の発がん性やデメリットというよりはむしろ、飲み物全般の温度に気をつけた方が良さそうですね。これからよりいっそう温かい飲み物が美味しくなる季節ですので、皆様も温度が高すぎないよう少し気をつけつつ、美味しく楽しまれますように。


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