HIITと有酸素運動、効果の違いは?

HIITと有酸素運動、どちらが運動効果が高いのか、あるいは効果の違いについて疑問に思ったことはありませんか?

もちろん、心疾患を既にお持ちの方は低負荷の有酸素運動から始めるのが安全です。やってみると分かりますが、HIITは筋トレ的な要素も大いに含んでいますからね。心拍数も、高負荷の際にてきめんに上がることが多いですが、実際にやらなくても動悸が激しくなるのでお分かりになるかと思います。

特にそういう心配の無い方で、HIITと有酸素運動、どちらをやろうかな?と悩まれる方も多いと思います。
そんな時には、求める効果で選ぶという方法もあります。

実際にHIITと有酸素運動の効果の違いについての研究が2018年の論文で発表されています。
ファロー四徴症という先天性疾患に対し手術を行った後の患者30名に対して、有酸素運動とHIITのいずれかを週2-3回×36回行った結果とのことです。
結論として、HIITを行った群では
・運動耐容能
・血管機能
・心臓への負担を表す検査値

有酸素運動では
・心臓の自律神経機能(運動後の心拍数が落ち着きやすくなった。など)
・健康関連のQOL(生活の質)
が改善するようだ、という結論になっています。

何を狙うかにもよりますが、HIITにない有酸素運動の特色としては精神状態における影響の様ですね。ご自身の求める効果に合わせて、HIITと有酸素運動を選択してみてはいかがでしょうか。

以前から、有酸素運動(特にウォーキング)では瞑想効果があるとか、抑うつ傾向が改善するなどの効果が言われていますものね。精神的なメリットを求めて運動を始めようと思っている方には、有酸素運動をおすすめします!


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