心臓に負担のかかりにくい水の飲み方

こまめな水分補給は、脱水による熱中症だけでなく、心筋梗塞などの心臓病を予防すると前回書きました。

ちなみに、心不全でも脱水になると血管内の容量が足りず、空打ちのようになって心拍数が上がり不整脈が起こりやすくなることもあります。

ところで、心不全の方は、水分制限を受けたことがあるのではないでしょうか。

1日1000mlまでとか、薬を飲む分で終わっちゃいそう…とか、リハビリ中に汗をかいてるけど、医師から水分制限を受けてるし…ということもままあります。

実は、水分制限は安定期の心不全の増悪予防に大きな効果がないと言われています。

しかし、心臓に負担のかからぬよう、水分補給と共に気を付けなくてはならないことがあります。

それは、減塩です。

減塩がしっかりできていれば、心臓に負担はかけにくいです。

なぜ減塩が出てくるかというと、塩分1gに対し、200~300mlの水分を体内に保ってしまうからです。コップ1杯より多いですね…。

血管内に水分が多いと、その分心臓や血管への負担がかかりやすくなります。容量負荷とも言いますが、心臓の仕事が増えるんですね。

1日2~2.5Lくらい、汗や尿として排泄されますが、0.5~1Lくらいは食事や食事を消化しエネルギーを作るときに水ができるそうです。

あとの1.5Lは、水分として1日あたり摂れると良いですね。


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