食堂などで他の人と一緒に食事をしていると、メインのおかずや米飯から食べ始める人が多いことに驚かされます。野菜を最初に食べるのが健康・ダイエットの上で最善だと散々有名な医師に言い聞かされてきたからです。もはや、食事の時は野菜から食べる、なければなるべく用意して食べないと後ろめたささえ感じてしまうようになりました。
それほど身についてしまった、野菜を真っ先に食べることのメリットをお伝えします。
食べる順番ダイエット、流行りましたね。野菜から食べることで満腹感を得て、食べる全体量を減らすことができます。
しかし、それよりも私が強調したいのは、野菜、つまり繊維質のものから食べることで、血管へのダメージが減ることです。
繊維質のものを食べると、その後食べた糖質が消化される際に起こる血糖値の上昇が抑えられます。この、血糖値の変動を穏やかにすることが、動脈硬化を防ぐのです。
また、繊維質のものを食べることは、ゆっくりよく噛んで食べることにもつながりますね。これも、血糖の急激な上昇や、それに伴うインスリンというホルモンの分泌を抑えられます。ゆっくりよく噛んで食べることも、満腹感を得られ食べ過ぎを防ぐことが出来ますので、私には野菜を真っ先に食べない理由が「野菜嫌い」くらいしか思いつきません(患者様でそういう方が以前いらっしゃいました…)。
野菜を先に食べることによるデメリットは、温かいおかずが冷めやすいとか、空腹過ぎると野菜を先に食べる時の速度が速くなってしまうことですね(実体験)。おかずが冷めない内に食べたい場合も、ある程度野菜を食べてからタンパク質をとり、食べ進めてゆく方が健康的にもダイエット的にもオススメです。
便宜上野菜と書きましたが、繊維質や水溶性の食物繊維(野菜や海藻類のネバネバです)を先に食べられれば大丈夫です。
食べる順番を意識するだけで、動脈硬化を予防しやすいなんてこんな楽なことはないと思いませんか?ぜひお試し下さい!
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