運動はなぜ心臓病に良いと言われるの?

「心臓病の予防や治療に運動はとても効果があります!」

…と,健康番組などで聞いたことはあると思います。

でも,運動をすると脈や血圧が上がるわけだから,逆に心臓に負担が掛かりそうなのに,なぜ運動を勧められるのだろうと疑問に思ったことはありませんか?

私も,筋トレ嫌い!運動苦手!それに,一度始めたら一生続けないと太るんでしょ?まるで呪いみたいだ!と思っていた時代が長いことありました。

筋トレは,部活動の時でさえなるべくやらないようにしていました…笑

ですが,今では軽い筋トレや運動であれば,ついつい(あるいはしぶしぶ・笑)やってしまいます。

心臓病について数年学んできた中で,以下の利点があることを実感したからです。

①運動が血液検査値や動脈硬化を改善する

②筋トレは心臓の働きを楽にする

③精神面など,ほぼあらゆる面で良い影響がある

 

①は,運動により余分な血中の糖分・脂質などを消費してくれるからですね。

もちろん,食事に気をつけることが最優先なのですが,人付き合いなどでそうもいかないことはありますし,誰しもがいわゆる「健康的」な食べ物を毎日適量食べているわけではないですね。

動脈硬化に関しては,適切な運動で一番に改善するのが血管の内皮機能(柔軟性などに関わるはたらきのことです)とのことなので,効果はてきめんですね。さらに,動脈硬化が進んで狭くなってしまった血管を,長年掛けてではありますが徐々に広げてゆく効果もあるそうです。

②の筋トレに関してですが,我々の体を動かす筋肉は,心臓が送ってくれた酸素をエネルギーとして動いています。

そして,筋トレを続けると例えムキムキにならなくても,酸素を効率よく使えるようになります。そのため,心臓が無理して心拍数を増やすなどして頑張らなくても省エネで動けるようになります。心臓は我々が寝ていようが起きていようがずっと働きっぱなしなわけですから,負担がかかりすぎると心不全という状態に移行してしまうこともあります。たとえ心不全という状態になってしまった場合でも,筋肉を鍛えてあげると心臓の負担を減らしてあげることができ,健康寿命が伸びやすくなります。

ただし,筋トレでも有酸素運動でもそうですが,息が切れてしゃべれない,息をこらえないと行えない,朝起きても昨日の疲労感が残る様な強度では,心臓に負担がかかりますから調節が必要です。

長時間の運動は,例え同じスピードや強度で継続していても,徐々に負荷が増えてしまうので,30~60分/日が勧められています。

③は,「嘘くさいな・・・」と思うくらいいろんな方面に効果があるという研究がたくさんあります。

心臓に関連することでは,

・自律神経の働きを整える

・ストレス発散

が主要なところでしょうか。

有酸素運動などは,歩行や自転車エルゴメータ(エアロバイクの様な器具のこと)で行われることが多いですが,一定のリズムで行なう運動は自律神経の内副交感神経(リラックスする,休む)が働きやすくなります。心臓に負担がかかっていると,逆の交感神経(動く,興奮する)が過剰に働いていることが多く,心臓が常に頑張りすぎているような状態になりがちです。

この副交感神経の働きを良くするのは,現時点ではほぼ有酸素運動のみと言われているようです(今後調べていき,別の説を見つけたら追記します)。

あとは精神面でのストレス発散,記憶力向上,抑うつ(気分の落ち込みなど)傾向の軽減などなど,列挙すればするほど胡散臭いくらいにメンタルの部分でも効果があります。

性格や考え方も心疾患のリスクになると言われていますので,運動万能説があるのはこれらの理由によります。

以前は神経質,攻撃的などの特徴があるtype A性格が心臓病になりやすいと言われていましたが,最近ではtype D性格(不満を持ちやすく溜め込む,など)との関連が有力です。そして,まさしくこのtype D性格に非常に当てはまる私としては,運動は救世主的な存在だと気づいてしまったのでした…

そこで,義務的に(でも怠け者の私ができる範囲で)運動を始めたら,気づいた時に運動を行えるように習慣づいてきました!

だから,運動嫌いでも,自分がこれならできる,楽しいと思うことをちょっぴりでいいのでやっていくと,健康寿命が伸びやすくなります!

寝たまま足首を上下に動かす,座ったままで踵挙げ・足踏みのレベルでも構いませんから,ちょこちょこやってみませんか?

運動は過度にやらなければ絶対やって損はないので,だまされた!と思って・笑,始めてみて下さい!


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA