20代からの生前整理 

私は20代から生前整理をしています。

具体的に言うと、うっかり高金利ねらいやキャンペーン目的などで過剰に作った銀行・証券会社の口座の厳選や、お得そうだけと使う頻度の少ないクレジットカードの解約から始めました。他にも、書籍や処分しにくい日用品・家具などの整理など。

優先順位や判定基準は「これを残したら家族が分かりにくい・損をしやすい・処分しにくい」です。

ちなみに、私は持病もありませんし、学生時代は皆勤賞でした。就職面接で「健康が取り柄です」と言ったこともあるほどです(ちなみにその面接は落ちました・笑)。

本当はポイントサイトを利用し新規クレジットカードを作りまくりたいし、利用するあらゆるすべてのポイントを貯め逃したくないほどケチで貧乏性なのですが・笑、クレジットカードの枚数も散々悩んで4枚に納めました。

なぜかというと、「明日死んでもおかしくない」と毎日思っているのと、「死んだ後家族に迷惑をかけるのは非常に辛い」からです。

外から見て元気そうに見えても、20代で亡くなった人を身近に見てきました。医学科で将来安泰そうだったのに自死した先輩、生まれつき心臓に持病を抱えた年下の患者さん、私と同い年でそれまではなんの持病もなかったのに、劇症型心筋炎でちょっとした動きでも致死性不整脈が出てしまうことに最後まで苦しめられた女性…

みんな突然亡くなってしまいました。なぜか最近よく思い出してしまいます。

多分自分の死を予測することはできないので、自分にできる限りの範囲に留まりますが、最低限お金周りのことはしっかりしておきたいと思っています。

「そんなに早く生前整理を始めなくても…」と思われるかもしれませんが、年齢が若ければ若い人ほど亡くなった時のご家族のショックは大きいと思います。おそらく、その人の資産整理などは手を付けにくいか、すぐにはそんな考えに至らないかもしれません。その中で、大量のクレジットカードなどを家族に解約させたり、ネット証券などただでさえ分かりにくい状況で、分かりにくい海外株やリスク資産を運用している…と考えると、それに気づくまでにどれだけ損失があるか、それを整理する手間はどれくらいか、と考えると、せめて出来るだけ最小限に、わかりやすくしておきたいと思うわけです。

具体的には、紙面にて契約している口座やサービスを列挙しておくだけでも家族が気づいた時問い合わせには使えるのかな、と思います。口座番号や暗証番号も書いておいたほうが良いという説はありますが、セキュリティは心配ですのでもっと安全でいい方法がないか模索してゆきます。

また、物理的にも持ち物の整理は大事ですね。うちの家族はものを溜め込みがちなので、整理することを考えると今から非常にうんざりします。だからせめて、自分が先に行ってしまう場合には、反面教師で最低限にしておきたいと思います。

というか、亡くなった身近な人のものは、どんなに些細なものでも捨てたくないと私は思ってしまう気がします。片付けるにしても、色々思い出が蘇ってしまうでしょうから、死後も悲しい思いを長引かせる可能性があると考えると、物理的な物減らしは重要と思います。処分しにくいものも、そう考えると思い切りがつくので、自分の身の回りのものを厳選するときにも役立ちます。私も家族と同様ものを溜め込みがちなので、この考えでだいぶ減らしてきました。

今ミニマリストとか断捨離とか流行っていますが、そういった中でものを減らす決心がつかない方にも、生前整理の観点で考えるのもいいきっかけになるかと思います。

もちろん、健康で長生きできればよいのですが、本当に何があるかはわからないので、今後も生前整理を進めてゆきます。


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