動悸や息切れがすると歳を取ったなあ…と感じませんか。
若くても動悸がする人はします。10代だろうが20代だろうが、致死的な不整脈である場合、夏休みなどを利用して手術・リハビリをしたり、カテーテルアブレーションという不整脈の起こっている心臓の部分の筋肉をある程度壊す治療を受けている学生もいました。
動悸がしても、脳や全身に必要な分だけ血が送れていれば、そして不整脈が心臓に負担をかけていなければ問題ないとされます。
…でも、私もそうなのですが、不整脈が出ると胸の辺りが気持ち悪いですよね。しかも、夜中に続いたりすると、だんだん不安になってきます。
若い女性では、動悸の原因として、バセドウ病などの疑いもありますが、やせや眼球突出など、他にも特徴的な症状があるため発見しやすいと思います。
しかし、それ以外の場合、大概において「ストレス」の一言で片付けられやすいかと思います。
私の職場に、20代の女性で、動悸が気になり、連続した時間の心電図(24時間ではなかったようです)を取った人がいました。
そもそも、その検査の時に限って不整脈って出ないことも多いです。
その女性も、心電図上問題はないとされたそうです。
でも、問題あろうがなかろうが、動悸という症状は続くんですよね。
結局その女性は、ある手段を取ったら動悸がおさまったそうです。
その方法とは…
「気にしないようにする」
…いや、それができれば苦労はしないよ!と思われた方におすすめの方法があります。
それは、有酸素運動の継続です。
有酸素運動を継続していくと、不整脈が出にくくなる上に、ストレスが原因である場合は不整脈の原因であるストレス解消もできます。
また、運動により不整脈の危険性や、変化も見られます。運動して減る不整脈は危険性が低いですが、運動に伴い増えたり、同じ種目で同じスピードの動作なのに動悸・息切れが増したら危険な不整脈のサインです。
不整脈によって起こる心筋症や心不全、はたまた冠動脈が狭くなって不整脈が起こっている場合もあるので、上記に当てはまるようなら早めの受診をおすすめします。
不整脈は、気にしすぎても良くないですが、軽視しても危険です。いつ、どんな時に出るか、増えるのか減るのかなど、不整脈の出現様式でもおおまかではありますが危険性を判断することができます。
しかし、心拍数が150でも、全く息切れも自覚症状もなくニコニコしながら運動していた患者様もいらっしゃいましたので、気になるようなら一度循環器内科に受診をおすすめします。(一般的な教科書では正常心拍数は60~80とされています。性差あり)
自分の不整脈を把握した上で、あまり危険性が強くないものなら、有酸素運動の継続でも自覚症状や出現頻度を減らすことができます。ポイントを押さえて対処して行きましょう。
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