緑茶のダイエットに役立つ成分のメリット・デメリット。筋トレにも効果あり?

私は普段ペットボトルの緑茶を飲むことが多いのですが、先日筋トレについて調べていたら緑茶が筋トレやダイエットに良い影響があると書いてあり、ほぼ自分のために・笑、調べてみました。普段から飲んでいる緑茶が、筋トレやダイエットに効果的なら嬉しいですよね。

緑茶においてダイエット効果が注目される成分は、カフェインカテキンです。

カフェインについて

カフェインはアドレナリン分泌を促すので脂肪燃焼につながります。サプリメントとして、あるいは栄養ドリンクとしてもカフェインは多用されていますね。興奮作用もあるため、筋力トレーニングなどに集中しやすくなるとも言われます。

カフェインのデメリットとしては利尿作用があります。純粋に水分補給をするには厳密には水もしくは麦茶などカフェインが入っていない茶が良いです。量やその人の感受性によっては頭痛の原因ともなります。

 

カテキンについて

カテキンはいわゆるポリフェノールと呼ばれるものの一つです。ちなみに、ポリフェノールとは、ポリ(多数の)+フェノール性の水酸基(OH基)を多く含むものを表すそうです(個人的には何か体にいい物体の名前かと思っていました…)。

カテキンは、研究段階ではありますが、脂肪をエネルギーとして燃焼しやすくする働きがあると言われています。また、筋肉に栄養を届けるのを阻害する酵素を抑制することにとより、筋肉の強い収縮を得られるため、筋トレに効果があると言われているようです。

緑茶に含まれるカテキンは4種類(EC:エピカテキン、EGC:エピガロカテキン、ECG:エピカテキンガレート、EGCG:エピガロカテキンガレート)に大別されますが、その多くはエピガロカテキンガレート(以下EGCG)という種類であり、抗酸化作用や脂肪燃焼作用があるとされているのもこのカテキンだそうです。サプリメントもこの名前で売られていますね。茶葉や淹れ方などにもよりますが、急須で入れた緑茶には、100mL当たり50mg~150mgの茶カテキンが含まれていて、その中のおよそ4割がEGCGだそうです。つまり20~60mg/100mLってことですね。

シャトルランテストって覚えていますか?あの学生時代体力テストでやって苦しかったやつです。制限時間が決まっていて、時間内に一定距離を走れないと脱落していく持久力のテストですね。高濃度の茶カテキン飲料(639mg/500ml)を2週間飲んだ運動経験のある学生を対象にしたところ、飲んでいない条件に比べ走行距離が平均60m程度延長したそうです。

…ということは、2週間という短期間でも、インターバルトレーニング自体のパフォーマンスも上がることが期待できますね。そうすれば、自然に最大運動負荷に近い運動が行いやすくなり、運動効果が高まると予想されます。

カテキンのデメリットとしては、海外では茶カテキンを含むサプリメント摂取との関連が疑われる肝障害の事例が多数報告されているそうです。日本国内では肝障害の報告はされていないようです。この原因は、海外ではサプリメントとして高濃度の摂取が多いですが、日本では飲料として飲まれており、過剰摂取しにくいためと考えられています。

あとは、腸で吸収されにくいということですね。緑茶を多量に摂取しても血液中のEGCG濃度は458.37マイクログラム/L以下だそうです。マイクログラムは1gの100万分の1なので、相当少ないようです…。

肝機能への影響は、飲料として飲む分には安全そうですね。

自分に合った高濃度で摂取できれば健康効果や脂肪燃焼効果が魅力的ですから、その点ではサプリメントがおすすめなようです。ただし、研究が進むのを待ちつつ、肝機能に注意しながらが良いようですね。

本当に、カテキンの効果としては選択的に脂肪燃焼効果があるようなので、研究が進み安全かつ効果的な濃度が出るのが待ち遠しいですね。それまでは、まったりお茶を飲みつつ、適度に運動して待つのが良さそうです。

 


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