心臓と深呼吸の大事な関係~手っ取り早く血圧を下げるには~

当ブログの趣旨に反し、真面目一辺倒に血圧などについて書き続けてしまったので・笑、手っ取り早く血圧を下げる方法をお教えします。

深呼吸することです。

それも、息を吸う方ではなく吐く方を意識して、ゆっくり吐き切ります

吸う方は勝手に入ってきますから、鼻から適当に吸います

鼻の穴、かっこいい言い方をすると鼻腔(びくう)には、吸い込んだ空気を殺菌したり加湿したりする機能があるので口で吸うより断然おすすめです。

なぜ、吐く方を意識するかと言うと、副交感神経(自律神経のリラックスする方)が吐く方を司っているため、血圧・心拍数などを下げやすいからです。

これは、深呼吸でなく普段の呼吸にも言えることで、息を吸う時少しだけ心拍数が早くなるのが一般的です。試しにご自分でも確かめてみて下さい。ほんの少しですが、速くなるのがお分かりいただけると思います。

また、肺には死腔という肺の構造上どうしても換気されない部分があって、そのため同じ空気量を入れ替えるにも、浅く速い呼吸よりは深くゆっくりとした呼吸の方が換気効率がよいのです。

余談ですが、以前深呼吸だけで体の歪みを改善させてしまう整体師さんに会ったことがあります。ちょっとした姿勢の誘導と、呼吸の指示だけで、O脚の膝の間隔を減らしてみせてくれました。もちろん誘導や姿勢によるストレッチ効果もあると思いますが「深呼吸だけで体の歪みが取れるのならすごい!」と思い、ストレスフルな職場で深呼吸を意識して続けていたら、苦手な人との応対を落ち着いてできるようになったり、気持ちに余裕も出たり、「すごく穏やかになったね」と先輩に言われたりしたことがあります。

また、呼吸に意識を向けることは、一種の瞑想でもあります。瞑想を継続するとストレス耐性を上げる効果が知られていますので、ストレスによる心臓への負担も減りそうですね。また、呼吸に意識を向けると、自分の今の感情、体調に気づきやすくなり、客観視しやすくなりますから、感情に任せた言動やミスなどを防げるかもしれません。

呼吸は、生命活動に関わることなので無意識にも行われるし、自分の意志で意識して行なうこともできます。精神状態や自律神経とも深く関わっているので、コントロールしようと思ってもできない心臓も、呼吸によってある程度までは調節できます。意識して深呼吸を行なうと、自分の心身が今どの様な状態にあるのかを確認しやすいですし、心臓病をお持ちでもお持ちでなくても頑張りすぎてしまいがちな人には特におすすめです。何より、大した時間や手間もかかりませんし、特別な道具もいりませんから、どんどん深呼吸してゆる~く健康づくりをしてしまいましょう!


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