血圧とはそもそも何を表すのか?運動後に血圧が下がる3パターンには安全?危険?

今まで血圧血圧と言ってきましたが、そもそも血圧ってなんでしょうか

血糖が低すぎると危険なように、血圧も下げ過ぎたら危険なんじゃないか?と思ったことありませんか。

患者さんでも「いつもは上の血圧が120mmHgあるのに、最近90台になってきた…大丈夫なのかな?」と言う風に心配されていることがよくあります。

今回は血圧と、運動時の血圧の変化を中心にご説明します。

血圧とは、ごく簡単に言うと血液が血管の壁を押す力です。

ちなみに、このmmHgは水銀柱ミリメートル(すいぎんちゅうミリメートル)またはミリメートル水銀柱(ミリメートルすいぎんちゅう)と読み、地面に垂直に立てた筒の中に水銀を入れた時の底での圧力を「水銀の高さ(mm)」で表しているそうです。

ちなみに、点滴をしている時に寝ている・座っている状態から立つと点滴の管の中に自分の血が逆流してしまうことがありますね。
これは点滴を吊るす高さを利用して血圧のある血管内に点滴の液を送り込んでいたのに、立ち上がることによって相対的に位置が低くなり、結果的に送り込む圧力が少なくなってしまうので起こるようです。これは点滴の液が少なくなっても起こりますので、点滴が終わりかけの時に動きすぎると血液が若干点滴の管に吸われます・笑。量は多くないので大丈夫ですが、気になる方は早めに看護師に声をかけるなどしておくと安心です。

また、動物の血圧は、動脈硬化など後天的な要素を除くと主に心臓から頭の高さで規定されます。

ですから、キリンは高血圧です。科学年表によると、キリンは収縮期血圧260/拡張期血圧160mmHgだそうです(資料によっては収縮期:300/拡張期:230)。

運動後に血圧が下がることがありますね。びっくりしたり、心配される方も多いです。

運動すると、一般的に血圧や心拍数は上がります。運動するということは筋肉が収縮し、そのためのエネルギーを作るために血液を送り込む必要があるからです。

ただ、運動後に血圧が下がる場合があります。運動後20mmHg以上の収縮期血圧(上の血圧)の低下が目安となりますが、低下した理由によっては安全な場合と危険な場合があります。

元々が高めな場合と、脱水の場合、そして運動の負荷に心臓が耐えきれなくて十分に血液を送り出せなくなった場合、の3つです。

最初の場合は安全で、真ん中は注意、最後の場合はたいへん危険です。

①元々高めな場合

元々血圧が高い人は、交感神経(興奮する時に働く自律神経)副交感神経(リラックスする時に働く自律神経)に対して優位に働きやすいことが多いです。特に心不全などで交感神経が常に働いている状態では、常に心臓が頑張りすぎているような状態なので心臓にますます負担が掛かりやすいです。

その時に、歩く・自転車をこぐなど一定のリズムの運動を行なうと、副交感神経が働きやすくなったり、筋肉など末梢の血管が開き、抵抗が少なくなるので送り込むための労力が減ったり(ついでにいうと筋肉が心臓へ血液を送り返してくれたりするので)血圧が下がることがあります。
特に高血圧の方では、運動すると逆に血圧が下がる場合が多く、このような減少が起こっていることが多いのではないかと思います。

②は、脱水により血管内の容量が減るので、血管を中から押す力が弱まるためですね。少量ずつこまめに水分を取ることで防ぐことができます

③は、心不全など、心臓が弱っている状態に過度な運動負荷をかけすぎると起こりえます。強い倦怠感などを感じるはずなのですぐわかると思いますが、その際はすぐに運動を中止し休むことが必要です。

また、運動前後で血圧(特に収縮期血圧;上の血圧)が上がりすぎても、運動負荷が強いということがあるため負荷を減らした方が安全です。資料によりますが、運動前後で30-40mmHg上がると負荷が強いと判断することが多いです。

普段のご自分の安静時と、運動前後の血圧を測り、それを把握しておくと、この血圧の変化は安全なのか危険なのかが把握しやすいです。

また、血圧は、気温やその時の精神状態でも変わりやすいので、なるべく毎回条件を揃えて測り、記録して変化を確認しやすくすることが大切です。


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